いやはや、GWもあっという間に終わってしまった。
もうあっちこっちに咲いていた桜も散りつつあって、代わりにいろんな花が次々に咲くええ季節が始まる。
庭にもスイセンやら、紫や黄色の花々やらが咲き始めて、賑やかになってきた。
しかしながら、毎年この春の一ヶ月半の景色の変化はすごい。
毎日ワンコの散歩で湖畔の散歩道を通ると、前の日まで湖に張っていた氷が無くなっていたり、積もっていた雪が次の日にはだいぶ減ってその次の日には消えていたり。
雪が消えたかと思うと、庭のスイセンや、あちこちにミズバショウやらフキノトウやらが、まさに「にょきにょき!」という表現がぴったりな勢いで生えてきて、
あっという間に十数センチの高さにまで成長したかと思うと花をつける。
例によって、フキノトウの群落が線路脇に沢山できていたり、ミズバショウが家のすぐ脇に咲いていたりという、他ではなかなかない光景が今年も見られたわけだ。
そんな変化の大きいこの時期にあって、私の周りにも大きな変化があった。
いつの間にやら、家のすぐ隣に
牧場が出来ていた。
都会では家の隣にビルや駐車場が出来ていたというのは珍しいことではないし、大沼のような田舎でも家が建て変わったり、廃屋が畑になっていたりということはちょくちょくある。
しかし、家の隣に「ある日、牧場が出現した」などということは、そう経験できるものではないだろう。
元々は単なるだだっ広い空き地で、祭りやイベントの時に駐車場として使われるほかは、ウチを含め近所のワンコの散歩道になってただけだったのだ。
でもある日「隣で乗馬をやることになったんで宜しくお願いします」と経営者らしき方が挨拶に来られたのを皮切りに、大量の木材が運ばれて数日のうちに柵が出来上がり、気がついたら馬や山羊までが前々からそこにいたかのように悠々と草を食べているじゃないか。
いやはや、さすがは大沼。
まあ、よく考えてみれば目の前の道路は大沼を一周する観光道路だし、観光客の車もレンタサイクルも頻繁に通る。それに、近くにも乗馬をやれる牧場はいくつかあるけど、駒ヶ岳山麓まで足を伸ばさなければならない。もちろん駒ヶ岳山麓の林道を歩くホーストレッキングはまさに大自然というスケールの大きさで、魅力には違いないけど。
スケールは小さいながらも、ここみたいに気軽に楽しめる所は今まで無かったので、大沼のアクティビティが増えるという意味でもいいんじゃないだろうか。
住んでる私たちにしても、「大草原の小さな家」みたいな気分を味わえるかな。少々大げさですが。
(元大阪人A.O)