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2009年6月アーカイブ

 

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今、大沼はルピナスが満開です。

北海道では空き地や路肩などどこにでも咲いていますが、暑さに弱く内地では見かけません。

移住して初めての夏にはこんなきれいな花、こんな空き地に誰がいつ種蒔きしてくれたのかなあ?

なんて不思議に思っていましたが、雑草なんですね。(笑

吸肥力が強いことから、どん欲な狼に例えられてこの名前がつけられたんですって。

へえ~っ。

地元のおばあちゃん達は「たて藤」と呼んでいて、なるほど確かに藤の花が立ってるかんじだな、

っと感心しました。

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 ピンクや黄色、色とりどりの花が楽しめるルピナスですが、写真のように主に青色が多いです。

ルピナスって色々な色の種を植えてもだんだん青が増えると聞いたことがあります。

なんでかなあ?

誰か知っていたら教えてくださあい。

 

(南国育ち Y)

キノトウ、タラの芽、ウド、三つ葉・・・春から初夏の北海道はとにかく山菜だらけだ。

ひょっとしたら、食料危機になってもその辺の食用草や山菜を探せばかなり食いつなげるんではないだろうか?

しかも大沼という自然がいっぱいの所に住んでいるだけあって、どれも家のすぐ近辺で採れるのだから、これほど有難いことはない。もちろん自然公園法(大沼は国定公園なんです!)とやらには引っかからないようにしなければならないし、それ以前に採り過ぎはいけない。今晩の一品の材料くらいなら許されるだろう。


「北の国から」で、五郎さんも遺言に書いてたな。

- ここには何も無いが自然だけはある。 自然はお前らの死なない程度には充分毎年食わせてくれる。自然から頂戴しろ。 - 北の国から 2002遺言 より

うんうん。その通りじゃ。

その通りに今回、自然から頂戴してきたものは、

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なのだ。

蕗こそ、北海道なら道路沿いや湖畔、草地とか、至る所に生えている。自然の恵みに感謝しつつ、少し頂戴しようじゃないか。

ハサミを持って10分ちょいで、写真の量くらいは採れる。


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面白いのは、蕗ってのは必ず1カ所から3本の茎が生えていることだ。そして真ん中が一番太い。

タラの芽もメインの芽の下にもう1本生えている。これはメインが枯れたり採られたりした時の為の予備用だという話だから、蕗もそうなのかもしれない。


で、これは後から聞いた話なのだけれど、蕗はそのメインの茎ではなくサイドの茎を採るらしい。
メインの茎は美味しくないのだそうな。これはタラの芽と逆やな。

更に、その茎の選定にも約束事があって、上の写真のように赤くなった茎は熟していてやはり食感が良くないらしい。そして黒ずんでいるのは虫食いだそうな。

そんなん、早よう言うて~な~。 知らんって。


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ともかく大漁。同行した嫁はんとT嬢と記念写真。

持って帰り、重曹を入れた湯で灰汁取りをする。


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しばらく冷ましてビックリ。

青い茎と赤みがかった茎との色の差が、ここまではっきり出てきているじゃないか!
中央やや右の、赤い節のようなのは、どうやら虫食いの跡やな。


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皮を剥いてゆくと、確かに赤い茎のはシャキシャキ感がない。つまんだだけでグニャと潰れる感じ。
緑のやつは、なかなか固くてそう簡単には潰せない。
もっとも、灰汁取りで煮詰める時間が長すぎると繊維質が分解して潰れやすくなることもある。


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そして完成品その1。蕗と揚げ、カツオ節の煮物。蕗のちょっと青臭い香りがなかなか宜しいようで。


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完成品その2。蕗の佃煮。もー、これがあったらご飯の進むこと進むこと。

 

さて、次は何作ろうかいの~。

 

注:駒ヶ岳山麓の「国定公園特別保護地区」以外であれば、希少植物でない蕗などは採ってもいいそうですが、 ほどほどにね~。

あと、住宅や畑の敷地でないかを確認。そして熊にはくれぐれもご注意を!

(元大阪人A.O)

まるごと大沼HPのスタッフは、ただ今冬眠から目覚めた熊のように活動期に入っています。

お腹をすかせてうろうろ・・・がお~っというわけではないですが(笑

HPをわかりやすく、面白くさせるために、そして全国からいらしてくださるお客様に

少しでも大沼のことを知ってもらえるためにどうしたらいいか、と思案中の討論中。

あんなのがいい、こんなんも面白い、こうしてみたらどうかなあ?と

みんな時間を作って動いているんです。

なんせほとんどボランティア。

本格的に本業が忙しくなる今のうちに、あれもこれもやってしまいた~い、のです!(本音?)

というわけで、今日もまた取材に行ってきました。

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 場所は大沼のとあるレストラン。

そのお店は牛肉の専門店なんですが、土作り・牧草作りからこだわっていること。

自分たちのお肉の価値を高めるために努力していること。

その豊富な知識にへえ~っ、ほお~っ、知らなかったぁと感心しっぱなし。

そしてそして何よりも、自分たちで生産したお肉に自信と誇りを持って愛していることががんがん

伝わってきて、お話聞けてよかった~と心から思ったのでした。

 

ボランティアのこの仕事。

それぞれのお店のこだわりや想いを聞けて、そしてそれらを話すときの店主さんや生産者さんの表情を見られるのがこの仕事の醍醐味だなあとつくづく・・・

どんどん大沼を好きになっていきます。

この気持ちを皆さんに少しでも届けられますように♪

 

(南国育ち Y)

 

 

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