湖水祭りの2日目の花火は毎年恒例、協賛花火だ。
つまり花火を打ち上げる前に、アナウンスで協賛金を出してくれた企業や商店の名前をあげ、
それから花火のお題を発表して、やっと花火が打ち上がる、というもの。
ひとつの花火が打ち上がるとまた次の花火の説明が始まるので、
どうしても間があき時間がかっかてしまう。
1日目の花火は30分で終わるのに比べて2日目の協賛花火は50分かかる。
でもそんな、間のあく協賛花火が私は大好きだ。
だってほら、「○○商店、○○交通、○○会社によります『日本の四季』でございます♪」
とアナウンスが流れれば、
○○商店の店主の顔が、○○交通のぴかぴかのバスが、○○会社のかっこいい店構えが、
花火に重なって浮かぶし、「日本の四季? 」「どれどれ~」っと打ち上がる花火を見ながら想像して更に楽しめる。
無愛想でごつい体の店主さんの花火が意外に繊細なものだったりすると、
どうやって花火の種類を選んだんかなあ?なんて笑えたりして。
そしてそして、迫力ある花火やセンスのいい花火があがると、その花火をあげてくれたお店に行って、いいもの見せてもうてありがとう!と言いたくなる。
小さい町の小さな花火大会。
そんな顔が浮かぶ花火大会を毎年私は楽しみにしている。
今年も皆さん、ありがとう!
(南国育ち Y)