北海道のお正月に欠かせないもの。
それがこれ。飯寿司(いずし)。
お正月が近づくと、いろんな飯寿司がご近所から届く。
鮭にニシンにハタハタ。
韓国のキムチのように、各家庭それぞれの味があるようで、
うちのはこれ!この味!と、みんなどこか誇らしそうに持ってくる。
ここに移住するまで飯寿司の存在すら知らなかった私。
魚を発酵するなんて難しそうでとても無理!とあきらめていたら、
「作りたかったら教えてやるぞぉ」と近所のおじさまの天の声。
こんな機会はなかなかないっと友達と一緒に飯寿司講座をひらいてもらいました~。
鮭に人参、大根、しょうが、ご飯と麹を用意して、まぜまぜ。
飯寿司用の桶もちゃあんとあって!
桶に笹の葉を敷いて、鮭と、ご飯と野菜を混ぜたもの、それから塩を順番につめていく。
最後は笹の葉できちんとふたをして、あとは重しをして寒い部屋で一ヶ月ほどねかすのみ。
面白いのはその適当ぐあい。
例えば塩の量。一応全体量の1.5%~2%とのことだけど、でも桶につめながら撒いていく塩の量は
その全部を使うわけではなく、「手についた分だけ、適当だあ。」のひとこと。
えっ、だって全部使わなかったら1.5%の塩分量にならないよ・・・と言ったら、
「なんもよ、適当でいいんだあ」とあっさり。
こんな適当で大丈夫?腐らないの?カビ生えないの?と心配しつつ、
でもその「いいあんばい」を信じてねかせること一ヶ月。
初めて作ったとは思えないほどおいし~い飯寿司ができたのでした♪
(南国育ちY)