3月も終わりだ。
春だ。
そろそろ内地(道民は、本州のことをこう言う)ではポカポカ陽気だの、桜が咲いただのと暖かそうなニュースが飛び交っている。
寒い冬が去った喜びに、花も人間も浮かれているのが伝わってくる。
しかしそんな時期のさなか、ここ北海道の大沼にある我が家で久々にやったことがある。
それは、
解氷機の出動だ。
要するに、あまりの寒さに水道管が凍ってしまったのである。
この、世の中は春よと浮かれている時に、である。
∑( ̄皿 ̄; おいおい、冬真っ只中やあるまいし、繰り返すけどもう3月も末やねんで!!
この冬は、いつになく早い初雪に初積雪に大沼の結氷に、1月のドカ雪、2月上旬の-20℃アンダーという酷寒、そして2月末から3月にかけて急に暖かくなって最高気温が10℃を超え「寒い冬やったけど春は早いな」などと思ってたらまた真冬日に戻って夜は-10℃アンダーになるという極端な三寒四温で、移住してきてから初めて感じる「冬らしい冬」だった。
しかしさすがに3月も下旬になると暖かい日が増え、雪も一気に融けて庭にも土が見えてきたのだ。なんぼ何でももう冬は終わったやろうと感じていたら、ここ2、3日で急に冷え込み、昨日などは一日中雪が降ったじゃないか。
おかげで、春も近い景色がまた一面の雪景色に逆戻りだ。
まったく、どないなっとんねん。
まぁその分、スキーを遅くまで堪能できるからあながち悪いことだけでもない。ニセコなどでは、今でもゲレンデ外で腰まで巻き上がるような極上パウダーを味わえるらしい。ここ数年では有り得なかったことだ。
ここでも雪は5センチほど積もっている。ということは、近くの函館七飯スノーパークは結構いい案配だろう。なんせ明日28日は今シーズン最終営業日なのだから、最後の滑り納めも期待できそうだ。
それにしても寒い。20℃に設定したストーブも、結構な勢いで燃えている。いったい外は何度なのだ?
-13℃だそうです。
これが、北海道の3月末の気温なのである。あ~、いつになったら春が来るのやら・・。
(元大阪人A.O)