4月27日。
七飯町文化センター・パイオニアホールで行われた
「東日本大震災被災地復興応援チャリティーコンサート」
元気と勇気と希望を!
プログラム2番、地元の七飯中学校吹奏楽部の最後の曲。
それまで緊張した表情で演奏していた彼らが立ち上がって演奏を開始。
初めて笑顔を見せた。
その笑顔を見たとき、目頭がじ~んと熱くなる。(世界に一つだけの花♪だったせいもあるのかな?)
なんで?
自分でもびっくり。思わずこらえてしまった。
小さな町の小さなチャリティーコンサート。
出演するのは呼び掛け人の新井満さん以外は、全員度素人の七飯町民。
そんなささやかなコンサートで、子を持つ母でもない私が中学生の笑顔にホロリ。
あぁ、日本はまだまだ大丈夫なんて思ってしまう。
震災から1ヶ月以上がたち、ニュースにも原発の情報にも飽き飽きしていた・・・ように思う。
日本社会における経済的打撃は確実。放射能漏れもなかなか好転を見せず・・・
ここ大沼も震災以後、ぴたりとお客さんの姿はなく誰も歩いていない。
暗いニュースばかりの日々で、私は疲れていた・・・みたいだ。
何の被害も受けず、暖かい布団で眠って、お腹いっぱい食べられる毎日を過ごしているのに・・・
(被災地の方、ごめんなさい)
満さんのオンステージでしっかり笑わされ、
最後の「千の風になって」全員合唱を気持ちよく歌ったあと、すっきりした気持ちで会場を出る。
被災地に元気を届けるはずのチャリティコンサートなのに、私が元気をもらっている。
(南国育ちY)