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大沼の花

エゾアジサイ 空の色を溶かしたような柔らかい水色です、ご存知の方も多いと思いますが、中央の小さな花の集合体が本来花と呼べるもので、回りの花弁(花びら)のように見えるのは、飾り花です、虫に「今咲いてますよ~」と目立たせるものです。

エゾアジサイ&ハナアブ.jpg

 

白い花でアジサイと同じく飾り花を持っているのは、ノリウツギですウツギは漢字で書くと、空木、実にいい名前ですよ、これ以上は説明を書きたくないのですが、なぜなら茎が硬いのですが中が空なのでその名前をもらったようです、空の木(そらのき)の方が想像を掻き立てられいいですね。

ノリウツギ.jpg

 

自然保護監視員 金澤 晋一
 
 
 

協賛花火

湖水祭りの2日目の花火は毎年恒例、協賛花火だ。

つまり花火を打ち上げる前に、アナウンスで協賛金を出してくれた企業や商店の名前をあげ、

それから花火のお題を発表して、やっと花火が打ち上がる、というもの。

ひとつの花火が打ち上がるとまた次の花火の説明が始まるので、

どうしても間があき時間がかっかてしまう。

1日目の花火は30分で終わるのに比べて2日目の協賛花火は50分かかる。

でもそんな、間のあく協賛花火が私は大好きだ。

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だってほら、「○○商店、○○交通、○○会社によります『日本の四季』でございます♪」

とアナウンスが流れれば、

○○商店の店主の顔が、○○交通のぴかぴかのバスが、○○会社のかっこいい店構えが、

花火に重なって浮かぶし、「日本の四季? 」「どれどれ~」っと打ち上がる花火を見ながら想像して更に楽しめる。

 

無愛想でごつい体の店主さんの花火が意外に繊細なものだったりすると、

どうやって花火の種類を選んだんかなあ?なんて笑えたりして。

そしてそして、迫力ある花火やセンスのいい花火があがると、その花火をあげてくれたお店に行って、いいもの見せてもうてありがとう!と言いたくなる。

 

小さい町の小さな花火大会。

そんな顔が浮かぶ花火大会を毎年私は楽しみにしている。

 

今年も皆さん、ありがとう!

 

(南国育ち Y)

 

 

 

 
会暮らし田舎暮らし

そして南国暮らし雪国暮らし

この中で、もっとも「モノ」を必要とするのはどの組み合わせだろう?


都会には「モノ」が溢れているというが、その中で「必要な物」となると一体どのくらいあるだろうか。ブランド品など無くても生活は出来る。車だって無くてもさして支障はない。溢れているモノの大部分は身の回りを装飾する為か、生活をより快適にする為の物に過ぎない。それが都会の生活だ。

南国は気候が温暖だから「防寒」「耐雪」と名前が付く物は一切必要ない。真冬でさえフリースの一枚でも羽織っていれば快適だ。季節ごとの特別な意識は大してなく、必需品もない。それが南国の生活だ。


しかし大沼は田舎で、しかも雪国だ。
都会や南国と違って、生活に必要な物はかなり多い。
最も「モノ」を必要とする組み合わせだろう。

家には強力な煙突(またはFF)ストーブ、窓には寒さや結露を防ぐ二重サッシやプチプチシート、水抜き装置、雪かき道具(広い敷地ならエンジン付き除雪機)、人間には防寒着、長靴、そして荷物の積載能力に優れ、できれば4WDの車が1台以上(当然ながらスタッドレスタイヤも)・・・。これら全て、無ければ生活が成り立たない大事なモノだ。

このブログでも、冬の必需品として「スノーショベル・スノープッシャー・ママさんダンプ」という除雪トリオにご登場頂いたが、夏の必需品としてはこれに登場して貰おう。

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エンジン付き刈払機(かりばらいき)だ。


春から初夏になると、ある程度の広さの敷地を持っているここらの家々は凄まじいまでの雑草の生長(「成長」ではありませんぜ)に圧倒されることになる。

春になって庭のあちこちからひょっこり芽を出したかと思うと、まさに「ニョキニョキ!!」と音を立てんばかりに伸びてきて、あっという間に腰ぐらいの高さになってしまうのだ。こうなると最早、草刈り鎌なんぞは役に立たん。庭全体を刈ろうとしたら日が暮れて翌朝になってしまう。

そこで、コレの登場だ。今までは知り合いに頼んでいたのだけれどええ加減自立せにゃいかんということで、ついに買ってしまった。ちなみにホーマック(北海道や東北にあるホームセンター)で26800円。まあ、今後何十年もお世話になるだろうしこの位の出費はよしとしよう。

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早速家の周りを刈り込む私。
混合ガソリンを入れ、始動用の紐を引っ張ると、スクーターを情けなくしたような「ベベベーッ」という音とともにエンジン始動。アクセルをふかすと先端の刃が回転するので、それで居並ぶ雑草どもを根元からなぎ倒してゆくのだ。なんとも気持ちいい。ええストレス解消になるかも。ただ、時々雑草の切れっ端が自分の方に、たまには顔にも飛んでくるので、服は作業用のツナギ、顔は防護用メガネで武装しておこう。

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庭には折角畑を作ったのに、雑草どもが侵食しつつあるではないか。待っとれや~。もうちょっとで救い出したるよってに。

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ふと空を見上げたら、あ、そー言うたら今日は(この日は22日です)部分日食の日やったがな。急いでカメラを取りに戻って、音楽CD二枚重ね(で見えるんでっせ!)で撮ろうとするけど、結構な曇り空でそのまんまでも見えるじゃないか。

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1時間もすればここまですっきり。ちと撮ったアングル悪うてよう違いが分かりにくいでんな。失礼。

最初のうちは特に何も考えずに振り回していたけど、どうも要領が分からん。刈った屑は四方八方に散らばるし、刈る長さも一定せんでトラ刈りみたいになってしまう。すると横で見ていた知り合いが見かねてコツを教えてくれた。やはり、ちょっとしたヒントでかなり楽になるな。

ただ、こうやって綺麗にしても、1ヶ月も経てばもう雑草どもは復活してきて元通りの草ボーボーになってしまいやがるので、ひと夏に3~4回は刈らねばならないのだ。

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庭では嫁はんがチェンソー片手にツツジの剪定中。チェンソー扱えるとは逞しくなったもんや。元々体格だけは逞しいけど。

そうや。チェンソーもここでは必需品かもしれん。薪ストーブ持ってる家では薪を割る作業に欠かせんし、そうでなくても伸びてきた枝を切るのに必要だ。
そう考えだしたら、刈った屑を持ち上げるフォーク、それを運ぶネコ(手押し一輪車)も必需品だな。畑やるには鍬なんかも必要だし、それらの整備や工作に電動ドライバーやインパクトドライバーも要るし・・・。


なんとまあ、「モノ」の溢れる都会から逃げてきたつもりが、結構「モノ」に囲まれてしまってるようだ。

だって、コレ全部ホンマに必要で、無うては困るんですから。

(元大阪人A.O)

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