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紅葉が走り始めて来ています、葉も少しずつ色付いて

ウルシ・ヤマブドウが早くも反応してきています、リスも忙しそうです。

これからの変化が楽しみです。

画像はツタウルシです。 urusi.jpg

 

自然公園指導員 金澤 晋一

 

彼女は夏の間、月に1・2回のペースで大沼にやってくる。

ひょんなことから知り合いになった私は、いつもわくわくしながら、彼女に同じ質問をすることにしている。

「今回は何をしていたんですか?」

その答えは、というと。

よく行く銭湯に行ったら常連さんから「お背中流しましょうか?」と声を掛けられたとか、ふきを摘んで煮てましたとか、干しぶどうでおこした酵母でパンを作りましたとか、それはそれは地元民かい!と突っ込みたくなるほどのローカル密着型の滞在を楽しんでいるのである。

「函館の中央図書館はステキですね。住所が函館でなくても借りれるんですよ~。しかもドライブスルー返却ポストがあるので、空港から帰る日にちょっと寄って返しやすいんです。」

「大沼の歯医者さん、丁寧に説明してくださっていいですね。今度から歯のクリーニングに通うことにしました。」

などなど、そのフットワークの軽さ、そして、おもしろいこと・楽しいこと・心地いいことを見つけるアンテナの張り具合には感心させられっぱなし、なのである。

普通の観光ではない、滞在型観光。

ガイドブックには決して載っていない楽しみ方。

そんな大沼の魅力を、大沼に住んでいる私達以上に彼女は知っている。

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(南国育ち Y)

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函館にたどり着き、チャリダー(自転車旅行者)は期待いっぱいに北海道ツーリングをスタートする。

しかし走り始めてほどなく、いきなり待ち受けている関門が、大沼に入る直前のトンネルに続く坂!なのである。あこがれの北海道に着いた途端、洗礼を受けるんだ。と昔チャリダーだった友人は言っていた。

その洗礼をしっかり受け、だらだらと続く坂を越え、彼らは大沼にやってきた。

背中いっぱいに「こんなん坂やあらへん」の文字。

若さあふれるパワーと笑顔できっと、これからいくつもの坂も越えるのだろう。

総勢6名の彼ら。今日は八雲まで走るという。

大沼に来てくれてありがとねえ。がんばってねえ。と心から手を振った。

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(南国育ち Y)

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