地元の人たちの涙と熱い希望によりやめるのをやめた落合商店は、
ただ今ゆっくりゆっくり開店リニューアル中。
大きなスーパーを目指すわけでなく、コンビニを目指すわけでもない。
例えお店に品物がなくても、頼めば次の日には必ずお店に並ぶ。
のし袋1枚から買える地元民のための店。
りんごやぶどうを、買ってすぐに食べる観光客には、洗って切ってくれるその店主の心意気。
地元のおばあちゃんたちが迎えのタクシーを待つ間、座れるための椅子がある店。
一言も交わさずに買い物ができる大きなスーパーにはないあたたかさが、ここにはある。