少しばかり前になりますが、4月10日に大沼漁協では、ワカサギの卵付けの作業をみんなで行いました。
「卵付け」とは、ワカサギの卵を「ふかぼん」という板にくっつける作業です。
そしてその「ふかぼん」はコンクリートの水槽に沈められ、やがてくっついた卵が孵化します。ワカサギの保育ベッドのようなものですね。
ワカサギもある程度は人の手が入らないと、自然には増えてくれないんです。
その卵はなんと約3000万粒もあって、親魚のお腹からしぼられたその日のうちに道東の網走から発送されます。
こちらではテント、水槽など準備し卵の到着を万全の態勢で待ち、届いたらすぐに作業開始!
大事な卵なんで(←けっこう高いんです・・・)悪くならないように、スピーディに丁寧に扱わなければいけません。
そうしないとせっかくの卵がふ化する確率が著しく下がってしまうのです!
こんなときに頼りになるのは、やっぱりベテラン漁師の方々。
経験が違います。
若い人たちも一生懸命参加してくれました!!
この卵が秋までに、大沼の自然の中で立派なワカサギに成長します。感慨深いですねー。