第2回大人のための田舎暮らし講座は、「発酵学最前線 プラスチックも発酵する」と題して
沖縄の(株)バイオジャパン代表 高見秀弘さんをお招きしました。
午前中は、発酵のしくみとは?を探る基礎講座。発酵と腐敗の違いなど、丁寧に教えていただきました。
会場からは、次から次へと質問が出て、基礎講座の後に予定していた「堆肥作り」は午後一番に
やることに。みなさん熱心です。
というわけで、午後は気持ちの良い中庭に出て堆肥作りからスタート。
まずはブルーシートに米ぬかを出します(全部で5袋75kg)。
講師が作った有用微生物群(EM)の登場です。
興味津々、バケツに顔を入れて匂いを嗅いでみたりしました。
沖縄の黒蜜が使われて甘い匂いがしました。
米ぬかに、EMを混ぜていきます。最初はバケツで。
「そば打ちみたいだな~」とか「ねんどこねてるみたいね」などと言いながらみんな童心にかえって
こねこねしました。2グループに分かれたのですが、遠くから見ると・・・なんだか変ですね(笑)。
最後の微妙な水分調節はジョーロで行い、片手でぎゅっと握ってパラパラと落ちるくらいに混ぜたら完成。
お土産に、一人4kgずつお持ち帰りいただきました。
これから暖かいところに置いて熟成させてから使うことが出来ます。「完熟」が大事だそうです。
さて、午後の後半は、いよいよ「プラスチックも発酵する」のお話。
今までの常識を覆して、無機物に混ぜ込む技術は教科書を買い換える必要が出てくるほどの驚きの技術でした。
詳しい説明は省きますが、今後、健康のために、作物の鮮度保持のために、建材や物流システムの中に、等々
様々な応用が考えられる技術だと分かり、みなさんう~~~~むと唸ったり、活発に質問をしていました。
いよいよ11月からは発酵食品作りが始まります。
興味のある方は、遠慮なくお問合せくださいね。
次回は11月21日 サラミソーセージ作り