待ちに待った山羊たちの出産ラッシュが始まりました。
今年のトップバッターは「さくら」。
今年で4産目ですが、いつも育児放棄する困ったお母さんでしたが・・
何とか無事双子を産み、今のところかいがいしく面倒を見てくれています。
ホッとしたのもつかの間、翌日には1週間早く「みどり」の出産が始まりました。
陣痛の始まった「みどり」。
もう赤ちゃんの前足が見えています。
実は「みどり」も前科持ち。
昨年初産でしたが、山羊では珍しい子宮脱になってしまいました。
子宮脱とは、安産後、後産と一緒に子宮まで出てきてしまうのです。
でも慌てるなかれ、発見が早ければ、子宮をきれいにして押し戻し、前回は事なきを得ました。
ただ、一度あることは二度あるというリスクを背負い、今回のお産に挑んだのです。
というわけで、陣痛始まってからは付きっ切りで見ていました。
まだ後ろ足が完全に出切っていないわが子を舐める「みどり」。
なんていう母性愛。
何かあっても絶対助けてやるからな!・・と心に誓い、見守る母ちゃんでした。
この後、何事もなく、無事双子を産んでくれた「みどり」。
山羊は安産が多いとはいえ、やはりお産は大事業。
しかもまだ外はマイナスの世界・・生と死が隣り合わせの、でも生きる活気に満ち溢れたこの季節が私は好きです。
今、生まれ落ちた小さな命を抱き上げるとき、生きていることは当たり前じゃないんだなあと思います。
必死になって子を舐め、乳をあげようとする母たちを見るとき、私の中にもこみ上げてくる母性を感じます。
そんな春が好きだなあ。。
出産はまだしばらく続きます。
お知らせですが、山羊のチーズは早くて3月中旬ころからの販売予定です。
初めはチーズが安定しないため、予定はあくまで予定ですので、まずはお問い合わせくださいね。
「山羊のチーズできた?」って。
これ、山田農場の春の風物詩になっているセリフの一つです(笑)。
それから、牛のチーズは、2月中で現在の在庫分はゼロになりました。
次は5月の出産を待ってからの製造となりますので、こちらもその頃になりましたらお問い合わせください。
小規模少量生産、そして動物たちに合わせた製造を行っているため、どうぞご理解ください。
早く山羊のチーズが食べたいなあ。
夢に出てくる、たまに。
皆さんもお楽しみに~。