大沼国定公園の?ハテナについてお答えします。
■国立公園と国定公園はどう違う?
国立公園とは、日本を代表するような、特にすばらしい自然の風景地を有する「地域が指定され、全国で28公園、北海道では6公園が指定されています。また国定公園は国立公園に準ずる日本の各地方を代表する美しい自然を有する地域が指定され、全国で55公園、北海道では大沼を含め5公園が指定されています。
■大沼は沼?それとも湖?
一般的に湖とは中央部が沈水植物の侵入を許さない程度の深度(5〜10メートル以上)をもつもので、沼とは湖より小さくて浅いものでふつう水深5メートル以下で、泥土が多く、沈水植物が繁茂するものを言います。しかし実際には明確な区分はありません。じゃあ、大沼はどちらかと言うと、大沼だから「沼」という人もいれば、「大沼湖」と言う人もいるので難しいですね。
■大沼の水はどこから来るの?
苅間川、軍川、宿野辺川から大沼に流れ込んでいます。それが折戸川と久根別川に流れ出しています。
■自然を大切にとよく言いうけど、どうすればイイ?
大沼にはいろんな動物や鳥、樹木や草花が四季折々に自然の営みを続けています。私たちが自然の中に入るときには謙虚な姿勢を忘れてはいけません。ゴミは持ち帰る、歩道を外れて歩かない、鳥たちを驚かさないなどのちょっとしたルールや心遣いをすることが必要で、それが自然を大切にすることになります。
■落ちていたどんぐりって拾ってもイイ?
どんぐりを拾ってどうしましょう。どこか別のところに植えて育てましょうか。それともコマでもつくって遊びましょうか。ちょっとくらいはいいかもしれませんね。でもどんぐりは大沼にすむ動物たちの大切なエサでもあるんですよ。それを忘れずに。
■外来種って何?
外来種とは、他地域から人為的に持ち込まれた生物のことをいいます。外来種といえば、外国から来たものだと思い込みがちですが、日本国内であれ国外であれ,その生物の生活圏の「外」からきたものは外来種です。
■キャンプはどこでやっても大丈夫?
キャンプをするには、テントを張る場所が必要となります。また火を使うこともあるかもしれません。テントを張る場所は動物の生活圏かもしれないし、山火事の危険もあります。キャンプは決められた場所で楽しみましょう。
■動物や鳥にエサをあげてもイイ?
野生の動物や鳥はペットではありません。人がエサを与えることによって、人と動物との距離が必要以上に縮まり軋轢が生じ、生態を乱しかねません。動物や鳥にエサを与えないでください。
大沼国定公園の利用者は、あなたひとりではありません。自然はゆっくり時間をかけてできるもの。壊してしまうと、もう取り返しができません。
「みんなもやってるし、これくらい…」と思うのではなく、「自分ひとりでもマナーを守ろう!」と思う気持ちが大切です。 |